カケン
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まめ知識
 このコーナーでは、毎月、季節に沿った情報を
 ワンポイント形式でお伝えします。

第106回目

【梅雨の季節】

梅雨の季節は一年中の中でも最も雨が多いと言われています。雨が降ると衣服も濡れて、不快指数も高くなって、外出するのも気が進まなくなってしまいます。
雨が降っても出来るだけ濡れない方法はないものでしょうか。この悩みを解決すべく開発されたものが、『防水加工』、『撥水加工』です。またさらに、スポ-ツ衣料等に多用されている機能的な目的で開発されたものが、『透湿防水加工』と呼ばれているものです。
それでは、それらの内容について簡単にご紹介しましょう!

『防水加工』

織物、ニット等の生地に水を通さなくする加工のことを言います。生地の表側又は裏側の生地全体をゴムや合成樹脂等で被覆したり、ラミネ-ト(貼りあわせること)加工を施し、水を通さなくし、かつ空気も通さなくします。空気を通さないため'蒸(む)れ'が発生します。代表的なものとしてゴムガッパがあります。

『撥水加工撥水加工

織物等を表面処理することにより、水をはじくようにする加工のことを言います。
主に、シリコン樹脂、フッ素樹脂等の撥水剤を使用します。布目をふさいでいないので、ひどく蒸れることはありませんが、強い雨や長時間雨にあたると水が浸み込むことがあります。
代表的なものとして雨傘、レインコ-トがあります。

〈撥水性能の良い布は、写真のように水に濡れず小さな水滴となり、簡単に転げ落ちます。〉

『透湿防水加工』

雨を防ぎ、人体から出る汗等の湿気(水蒸気)を外部に出す性能を持つとされている加工です。現在のところ最も進んだ加工方法です。雨の日に着用しても、防水しながら衣服内は蒸(む)れません。  

①多孔質フィルムラミネ-ト法
ゴアテックスに代表される加工で、フッ素系フィルム(テフロン)をたて・よこに強く引き延ばすと、微細な多孔質のものになり透湿防水性を示すもので、これを布にラミネ-ト(貼り合わせること)します。
 
②多孔質コ-ティング法
ウレタン樹脂やアクリル樹脂の溶液(中に発泡剤又は水溶性樹脂を入れる)を布にコ-ティングし、発泡剤で発泡させたり水溶性樹脂を溶解して、樹脂膜に微細な孔を作る加工方法です。この際のウレタン樹脂とアクリル樹脂は、撥水性がないため、シリコン樹脂やフッ素樹脂でさらに撥水加工を施します。

透湿防水布の断面図
透湿防水布の断図

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