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VOC測定

シックハウス問題の全国的な関心の高まりの中、平成15年7月1日に建築基準法が改正され、建材関係のホルムアルデヒド放散量が規制されました。

カーテン・カーペットに関しましては規制の対象外ですが、この度、インテリアファブリックス性能評価協議会においてホルムアルデヒド放散量の自主基準が制定され、カケンは指定検査機関として認定されました。

自主基準は建築基準法に準ずる形で規定されており、統一マークで表示することになっております。カーテンやカーペットの選択・購入の際の目安となることでしょう。

カケンではVOCの測定のための機材や分析機器を完備し、試験のご依頼にお応えしています。

VOCの測定には、マンションの室内や学校の教室などの室内空気を現場でサンプリングし測定する場合と、建材や内装材自体からの放散量を測定する場合がありますが、何れについても測定が可能です。

室内空気の測定(新築住宅の場合)

新築住宅の場合、窓などを開放して30分間換気した後に5時間以上密閉し、その後30分間サンプリングします。サンプリングには、ポンプを用いて捕集 剤にVOCを吸着させるアクティブサンプリングと言われる方法により行われます。

サンプリングする時間帯も決められており、午後2時から3時頃に設定されています。これはこの時間帯が室内のVOCの濃度が最大となると予想されるからです。

そして、サンプルを試験室へ持ち帰り、GC-MS(ガスクロマトグラフ - 質量分析計)により測定します。なお、ホルムアルデヒドはHPLC(高速液体クロマトグラフ)により測定します。

建材などからの放散量の測定

建材などから放散するVOCの測定方法については、「壁紙(JIS A 6921)」中の附属書1に規定されています。

小型チャンバーの内部に建材などの試料をセットし、そこへ清浄な空気を一定速度で流します。試料から放散してくるVOCと空気がチャンバー内部で完全に混合され、出口から出てきます。これを捕集剤で吸着し、GCMSやHPLCで測定します。

試験結果は試験片をチャンバーに入れてから測定を開始した時間tにおける単位面積当たりの放散速度EFa(μg/㎡・h)で表されます。

なお、ここで使用しているチャンバーはASTMD5116(米国の規格)やENV13419-1(欧州の規格)にも準拠しています。

放散速度EFa=(Ct−Ctb,t)×n/L
Ct 時間tにおけるチャンバー内VOCの濃度(μg/㎥)
Ct 時間tにおけるチャンバー内VOCの濃度(μg/㎥)
Ctb,t 時間tにおけるトラベルブランク濃度(μg/㎥)
n 換気回数(回/h)
L 試料負荷率(㎡/㎥)

お問い合わせは、 大阪事業所 分析ラボ まで。