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高強度繊維の耐切創性試験

当センターでは、切創性切断試験の試験装置「TDM-100」を導入しております。この試験機は、ISO13997:1999に準拠した装置です。


TDM-100

この装置は、試験用刃物と試験片との間に一定の力を加えながら、試験片を横断して引く試験用刃物に対する試験片の切創抵抗性を評価するための装置で、評価の表現は試験用刃物が試験片上を20㎜移動して試験片を切断する時に必要な切断荷重(N)で表します。


この値を得るために、荷重を変えて切断する時の試験用刃物の移動量が3㎜から50㎜の範囲に入る荷重の変化を15測定以上試験して求めます。その結果をグラフ化して試験用刃物が20㎜移動して切断に必要な荷重を割り出します。


試験用刃物の移動する速度は、1分間に150㎜とゆっくり移動します。したがって、衝撃性の要素は含まれていません。


それは、この試験方法が防護服用に設計された生地や生地の組み合わせによる積層生地などの刃のある工具や鋳造物などに対する切創抵抗性を評価するためで、錐(きり)や釘などのように先端の尖った形状をしている刃物による貫通性の要素を含まないとともに、昨今、多発している刃物などによる傷害、殺人事件に見られる刃物の運動を対象にした方法ではないからです。


これらの衝撃性の試験方法は、米国で規定された方法やISOにも見られますが、刃物の形状や試験片の保持の仕方などに種類があり、どの方法を採用するかこれからの検討課題になっております。


これまでは、こうした刃物に対する抵抗性を定量的に測る方法はあまりありませんでしたが、この試験機の導入によって標準化された方法による評価が可能になりました。



お問い合わせは、東京事業所 資材テストラボまで。

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