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鉛の含有量・溶出量の測定(米国CPSC)

東京都は、平成18年3月6日付けで「金属製アクセサリー類等に含有する重金属類の安全性に関する調査」の結果を公表いたしました。


その結果、市販されている金属製アクセサリー類等(価格は100〜1,000円程度で、都内で市販されている金属製アクセサリー類等:指輪、ネックレス、ブレスレット、携帯 ストラップ等)には、有害な鉛が含有しているものがあることが明らかになりました。


東京都の公表後、米国で腕輪の一部を誤飲した4歳の子供が鉛中毒症状で2月に死亡したことから、同品の自主回収を行なっているとの発表が米国消費者製品安全委員会(米国CPSC)からあり、日本国内でも自主回収を行なうという事態が発生しました。


現在日本には、金属製アクセサリー類等の鉛に関する規制はありませんが、危害の未然防止を図るため注意が必要です。カケンでは、米国CPSCの暫定方針に従い、下記の試験が可能です。




ICP発光分光分析装置

1.鉛の含有量測定(ICP発光分光分析)

試料を酸で溶かし、溶液中の鉛量をICP発光分光分析装置で測定します。【米国CPSC暫定指針値;0.06%以下】


2.鉛の溶出量測定(ICP発光分光分析)

試料を塩酸で3回抽出し、溶け出した鉛量をICP発光分光分析装置で測定します。【米国CPSC暫定指針値;175μg以下】

米国CPSC法の試験以外にも、明らかに鉛を含有しているかどうかを調べるための簡易的な試験が可能です。





蛍光X線分析装置

3.鉛の有無の確認(蛍光X線分析)

一般的に、蛍光X線分析は非破壊で分析が可能ということで利用範囲の広い分析手法です。

しかしながら、表面にメッキが施された金属製アクセサリー類等では必要に応じてメッキを取り除くことがあり、その場合は非破壊分析とはなりませんのでご了承願います。

また簡易的な試験のため、米国CPSCの暫定指針値(0.06%)レベルのオーダーでの微量な鉛含有量分析はできません。あくまでも「試料が明らかに鉛を含むか否かをチェックするための分析」とご理解ください。




上記試験は、いずれか単独で実施することも、組み合わせて実施することも可能です。

試験に関するお問い合わせは、東京事業所 分析テストラボもしくは大阪事業所 分析テストラボまで。

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