引裂強さ試験

「引裂強さ試験」とは、「生地の引き裂きに対する強さ」を評価するものです。


繊維製品は縫製工程や製品としての使用過程で、引張り、曲げ、圧縮、ねじりなどの種々の外力を受けます。そのため、これらの力に対してある程度の抵抗力が必要となります。

この抵抗力を力学的に評価するのが物性試験です。その一つに「引裂強さ」があります。


着用の際にハンドバックの金具などに引っ掛けてしまい、薄手のジャケットなどが破れてしまったことはありませんか?これは、生地の物理的な強さが弱く、引っ掛け作用により生地が引き裂かれてしまったからです。


試験


引裂強さにはいくつかの試験方法がありますが、試験することが多いのが「D法(ペンジュラム法)」です。


  • 試料を6.3cm×10cmの寸法に、たて方向、よこ方向それぞれ5枚ずつ切り出します。試験機には試験片を横長に取り付け、左右の二つの「つかみ」により固定します。そして二つの「つかみ」の中央に直角に2cmの切れ目をいれます。
  • かみの一方が振り子のように動き、短辺の切れ目を引いた長さ(6.3-2=4.3cm)を引き裂きます。引き裂かれたときの強さを「引裂強さ」として求めます。たて方向、よこ方向それぞれ5回の平均値が試験結果となります。

引裂試験機 試験片


例えば、「引裂強さ D法 たて15.0N、よこ11.1N」いうようなものが引裂強さ試験の試験結果となります(Nは力の単位で"ニュートン"と読みます)。

PAGE TOP