破裂強さ試験

「破裂強さ試験」とは、「編地の破裂に対する強さ」を評価するものです。

繊維製品は縫製工程や製品としての消費過程で、引張り、曲げ、圧縮、ねじりなどの種々の外力を受けます。そのため、これらの力に対するある程度の抵抗力が必要となります。この抵抗力を力学的に評価するのが物性試験です。その一つに「破裂強さ」があります。

着用の際に強い力が加わり、カーディガンなどの編地が破裂(パンク)してしまったことはありませんか?これは、編地の地組織の物理的な強さが弱く、加わった力の作用で編目が破裂してしまったからです。


試験


破裂試験機

試験には、破裂試験機を使用します。


  • 破裂試験機の台座にリング状のクランプで試験片を固定します。この台座には中央に穴があり、油圧でゴム膜が突出する仕組みになっています。
  • 圧力を加えていくと、ゴム膜が膨らんでいきます。
  • このとき試験片はクランプで固定されていますので、試験片に力が加わりやがて編目を突き破ります。これが、ゴム膜が試験片を突き破る強さ(圧力)となります。
  • また、破断時のゴム膜だけの強さも測定します。
  • ゴム膜が試験片を突き破る強さから、ゴム膜だけの強さを引いた値が「破裂強さ」の値となります。

破裂試験1 破裂試験2 破裂試験3


ゴム膜が試験片を突き破る強さが590kPa、破断時のゴム膜だけの強さが90kPaの場合、計算式は 590-90=500 となり、「破裂強さ A法 500kPa」というようなものが破裂強さ試験の試験結果となります(kPaは圧力の単位で"キロパスカル"と読みます)。

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